山での出会い

山での出会い

会社の同僚に誘われて始めたスノーボードにすっかり魅せられてしまい、仕事が終わったらすぐに会社から一番近くにある市民スキー場まで車を飛ばしては、ナイターで滑る日々を2年程続けていました。

 

そのうち、もっと思いっきり好きなだけスノーボードをしたくなってどうしようもなくなってしまい、結局、会社を辞めて冬は北海道でも有数のスキー場のペンションでバイトをしながら、スノーボードを満喫する事にしました。

 

その時、私より一足先にペンションでバイトをしていた彼に出会いました。

 

最初の出会いは単なる同僚でした。

 

彼や私の他に10人ほどのアルバイトがいたのですが、私は一番年上だったため、恋愛対象というよりはお姉さん的な存在として見られていました。

 

更に、私と似たような理由で皆、会社を辞めて山籠もりに来ているので、恋愛よりもまずスノーボードと言った感じで、中にはプロを目指しているような子もいたので、私自身もこの出会いが後に恋愛に発展するとは思ってもみなかったのです。

 

しかし、2週間、1ヶ月と一緒に過ごすうちに私は彼に恋をしてしまいました。

 

そして彼も同じだったようで、彼曰く「高校卒業から5年、毎年冬になるとここに来てこんな生活をしていたけど、誰かを好きになったのは初めてだ」と言っていました。

 

4月のスキー場のクローズと共に、アルバイトは終わり、私も彼もそれぞれ地元に帰りましたが、遠距離恋愛は続いていました。

 

そしてその年の冬になるとまた、あの北海道のスキー場で同じペンションでアルバイトをしながら付き合いを続けていきました。

 

残念ながら、その彼とは結局は別れてしまいましたが、こんな男女の出会いもあるんだと知った最高の冬の思い出です。


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